野鳥も人も地球の仲間

大阪城公園は大都市の真中にありながら、多くの野鳥が集まる探鳥地として、全国に名を知られている。しかし野鳥保護の施設は全く無い。雨上がりに公園を歩くと、水溜りに　嬉々として群がっている鳥達をよく見かけるが、人が通る度にパッと飛び立ち落ち着けない。
堀や人工川があっても、小鳥達には深すぎて利用できない。水深数センチの浅いバードバスがあれば喜ぶだろう。
震災で避難している方々が、久しぶりに入浴されて笑顔がこぼれた。我々もホッとした。
同じように長旅で疲れた鳥達が、コンクリートジャングルの中の緑を見つけて「オアシスだ」と舞い降りてくる。安心して水浴びできるバードバスが在ってこそ、本物のオアシスになる。年間100種を超える野鳥が立ち寄る公園はそんじょそこらに無い。
史跡公園に野鳥の大合唱をプラスして、我々も癒しのオアシスを楽しもう。