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タイトル75 自己紹介へ

野鳥と警察手帳

今から30年ほど前の話です。
村濱さんが大阪城でバンディングをされると聞き、見学させてもらうことにした。
日頃双眼鏡や望遠鏡で覗き見している野鳥を、実物大で見られるのだと期待して待ち構えたが南外堀南の林間に張られたかすみ網は、シーンと垂れ下がって動く気配が無い。
四月の早朝は肌寒くて、ポットのお茶で温まっていたら、ピーポーピーポー。パトカーが公園に入って来た。何事?と驚く私たちの横にピタリと停止する。
違法行為をしているグループがいると知らせた人がいた。とのこと。警察官に網の端に立てた「ヤマシナ鳥類研究所」の旗と許可証を確認してもらった。でも念の為とかで住所・氏名・年齢を手帳に書かれた。悪行も善行も働いていないのに…と私はちょっと不愉快になった。でも村濱さんの姿勢は立派だった。
「かすみ網を見つけてすぐ警察に通報する正義の人がいたこと・訴えを聞いた警察は早朝にもかかわらず行動を起された事・野鳥保護に励む我々は感謝いたします」といわれた。
その日のかすみ網はパトカーを引っ掛けただけで解散。
後日市民の森でヤブサメを、まじかに見せて貰った。虫のように囀る声はこんなに小さく華奢な体から出ているのだと深く納得した。
バンディングしたヤブサメはどこまで渡っていったかな?無事にカップルになってその子孫が大阪城に来ているかも…
あの私たちの住所氏名が書かれた警察手帳は廃棄処分をうけたかしら…
昭和の出来事を、平成25年に思いだした他愛ない話です。

イラスト

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