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タイトル75 自己紹介へ

空飛ぶ宝石

大阪城公園には、毎年百種を越える野鳥が立ち寄ってくれている。
と教えられたのは、1980年 村濱さんからだった。
スズメ・カラス・ツバメ ・くらいしか識別できない初心者の私はびっくり仰天。たちまち鳥見にはまり込んだ。
当時の探鳥会の集合場所は、森之宮の噴水前、ニ・三十人位集まって家族的雰囲気でゆるゆる回っていた。鳥合わせは教育塔横の藤棚の下で行われた。あるとき鳥合わせの最中に、「カワセミ!」と鋭い声に皆は鳥合わせそっちのけで堀端に駆け寄った。
石垣の隙間から堀に突き出ている木の枝に、一羽のカワセミが止まってじっと水面を見つめて動かない。鳥見人も息を詰めカワセミを見つめる。
「はよ、魚取って見せてえな」「頑張れっ」口々に応援していた。
ほんの4・5分がとても長く思えた。やっとチャポンしたが手ブラ・口ブラで帰ってきた。「あかんたれやなあ」人間どもは上から目線で見ていた。
私はカワセミの求愛給餌の現場を見た事が無い。
岩や枝に小魚を叩きつけ骨を砕いてから♀に進呈する。鱗が喉に引っかからないように頭を先にして渡す心遣いまでしている。そんな気使いされるとホモ・サピエンスの女性だったらホロリと参るだろう。
天守閣前の庭園・人工川とカワセミを度々見かけたが、ドラマティックな場面には出会わなかった。そこで私の空想でドラマを絵にした。
関西水彩画会員展のカワセミは動かないで、♀が♂をじっと待っています。

イラスト

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