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ジンクス 〜大阪城公園・トラ伝説〜

お盆明け南へ向かう夏鳥の旅立ちから始まった秋の渡りも終盤を迎え、冬鳥が次々と到着、秋も深まり移り行くに季節に心なしか寂しさを覚える。
寂しいといえば、私の好きなプロ野球も昨日から始まった日本シリーズを残すのみとなり、またひとつ楽しみが終わろうとしている。

今年のプロ野球は話題に事欠かないシーズンだった。
メジャーリーグではイチロー選手が記録尽くめの活躍ぶり、オリンピックでは金メダルを狙うも敢え無く4位に終わった星野ジャパン、国内では王貞治監督がグラウンドから去り、清原和博選手が現役生活にピリオドをうった。
そしてなんと言っても我らが阪神タイガースの無惨な終戦、開幕ダッシュに成功した阪神は白星を重ね首位街道を独走。7月8日には2位巨人に13ゲーム差をつけていたが、高校野球に甲子園を明け渡す長期ロード中、オリンピックの話題の陰に隠れてコッソリ連敗を繰り返し、その後は勝率5割をキープ出来ず。
9月に入り猛追する巨人の勢いを止められないまま10月8日の直接対決では守り続けてきた首位の座を奪われ、その2日後ついに力尽きてしまい何とも悔しい終戦となった。
 
大阪城公園での観察と共にプロ野球は私の大きな楽しみである。
観察中その二つの楽しみに何か繋がりはないかと、歩きながら模索するのもまた楽しい、そして2003年阪神のリーグ優勝を機に、ひょっとしてと思っていた繋がりが今年確信に変わった、いわゆる『ジンクス』だ、その恐るべきジンクスを紹介しよう。

夕焼けの写真

鳥見人が“トラ”と聞けば大抵トラツグミを連想するだろう、
そのトラツグミと我らが阪神タイガースの優勝に密接な関係があるのだ。
近年阪神の優勝は2003、2005年である。トラツグミの観察記録をみると、両年とも優勝前年12月から優勝した年の1月に続けて観察記録がある。
1992年以降その月に連続してトラツグミの観察を出来たのはこの2回だけ、この年以外は12月、1月の片方が未観察、あるいは両月とも観察記録がないのどちらかである。
つまりトラツグミが大阪城公園で年越した年は優勝し、それ以外の年は優勝していないという事になる。(下記の表を参照)

 
トラツグミの観察記録と阪神優勝の関係
(2007年発行、元山さんの「大阪城公園の野鳥」による記録)
上旬
中旬
下旬
2002年12月
2003年優勝
2003年 1月
2004年12月
2005年優勝
2005年 1月

といった具合だ (この年以外は12月、1月と続けての観察はない=阪神は優勝していない)

そして今年はというと、昨年12月から今年1月にかけてトラツグミの観察記録は一度もない、その時からすでに運命は決定されていたのか?
阪神の前半戦を見ていて『ジンクス崩れたり』と思っていたが、宿敵巨人に歴史的大逆転負けを喫し成立してしまったこのジンクス、ただ事ではない。元々『ジンクス』という言葉は縁起の悪い事に使われていたそうだが今年はまさにこの言葉が当てはまる結果となってしまった。
もはや、阪神の優勝はトラツグミの年越しに委ねるしかないのか?
知らない方が良かったかも知れない今回のディスカバリー?

          「オー・マイ・ゴッド!」

夜の大阪城の写真

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