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73回タイトル

野チョウつながりで・・

初めまして。大阪城での鳥見歴もまだ浅い、駆け出しのバーダーです。野鳥の知識・経験も乏しく、識別もままならない状況です。
そんな私に、元山さんから原稿の打診。以前、蝶の話をした事を覚えて下さっていたのでしょう。得意分野でOKとの事、そんな訳で大阪城で見た野チョウ・・・いえいえ、蝶について綴ってみました。
蝶のイラストさて、アサギマダラと言う蝶がいる。一度は耳にされた方もおられるでしょう。“渡り”をする蝶として有名で、秋にタカの渡りを観察していると、優雅に宙を舞う姿や風に乗って滑空する様に、度々出くわすものです。
羽を開くと10cmを超え、黒っぽい地色に囲まれた浅黄色(水色)の半透明が美しく、蝶の中では大型の部類になる。
この蝶が大阪城に現れるとなると驚かれるのでは?(私自身、見つけた時にビックリ)
初認は、一昨年5月10日。西の丸庭園でツツドリとコルリを探している時。茶室近くに植栽されたトベラで吸蜜する姿だった。
トベラのイラスト本丸庭園にも植えられているこの木は、5月頃に花をつけ、秋には雌木の実がはじけ赤い種をのぞかせる。常緑の枝の悪臭とは裏腹に、その白く小さな花からは甘い香りを漂わせる。
沖縄まで自生する木が、見慣れたものだったのだろうか、香りに誘われたのだろうか、たどり着いた大阪城でこれ幸いにと吸蜜する姿に足が留まった。
二度目は、昨年4月29日。友人と西の丸庭園を散策中。桜並木脇のツツジにフラフラと舞い降り、羽を半開きにしたまま休息する姿。長旅だったのだろう、飛び立つ素振りを見せないそれを、双眼鏡で観察。♂だった。
目撃は2回。共に春。でも、秋にはもっとチャンスが膨らむ。
日本各地で世代交代し、数を殖やしたこの蝶は、南西方向を目指して飛翔を始めるからだ。奄美・沖縄をはじめ、遠くは台湾まで到達するらしい。
私自身は、その時期大阪城へ足を運んでいないので、実際に目にしていないが、毎週通った交野山(交野市)では、8月21日の初見から11月3日の終認まで、多くの個体が西へ渡った。10月10日には40頭以上数え、昨シーズンのピークを確認した。
アザミで吸蜜するアサギマダラのイラストこんな事もあった。一昨年9月27日、交野山で飛行中のサシバ幼鳥が、フワフワと浮かぶアサギマダラに掴みかかろうと、足を伸ばした。幸いにも(蝶にとって)、失敗に終わったが、仮死状態に陥った蝶は落下。
サシバは何事も無かった様に飛行を続けた。渡り途中のサシバがアサギマダラを食べる事は耳にしない。むしろ採餌すら珍しいと聞く。あのサシバが、捕食しようとしたのか、それとも戯れに爪を出したのか知る由はない。
もし、この蝶に興味を抱かれたら、渡りの時期に少しだけ注意を払ってみて下さい。花に留まっている姿や、頭上をス~と流れる姿に遭遇出来るかもしれません。  
いつもの探鳥に加えて、もう一つの探蝶を試みてはいかがでしょう。

67号掲載(2005年2月)

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